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平成30年9月6日(木)3時7分59秒
北海道 胆振(いぶり)地方で、震度6強の地震(のちに震度7に訂正される)が発生しました。
その中心となったのが、
「北海道勇払郡(ゆうふつぐん)厚真町(あつまちょう)」
厚真町PR動画2017
厚真町公式YOU TUBEチャンネルより
人口約4600人の自然豊かな町を、震度7の地震が襲いました。
その時の震度分布図は、下の画像をクリック。
あまり地震のイメージのない北海道ですが、活断層自体は多数存在しています。
<北海道の主な活断層>
サロベツ断層帯
標津断層帯
十勝平野断層帯主部
富良野断層帯
増毛山地東縁断層帯
当別断層
石狩低地東縁断層帯
黒松内低地断層帯
函館平野西縁断層帯など
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今回の地震の震源近くには「石狩低地東縁断層帯」が存在していますが、今回の地震との関係は、まだはっきりとはわかっていません。
本題ですが、政府では地震予測に関する情報をインターネット上で公開しています。
北海道勇払郡厚真町では、どういった予測が発表されていたのでしょうか?
地震前から公開されていた情報がこちらです。
2018年版 地震ハザードカルテ(北海道勇払郡厚真町付近)
一部を簡単に説明すると、
今後30年以内に
震度5弱以上の揺れに見舞われる確率 91.6%
震度5強以上の揺れに見舞われる確率 52.9%
震度6弱以上の揺れに見舞われる確率 16.0%
震度6強以上の揺れに見舞われる確率 2.4%
と予測されていました。
今回、予測よりも大きな地震となったようですが、震度5弱以上が90%以上の確率で発生すると予測されていたわけですから、いつ地震が起きてもおかしくない状況であったと言えるでしょう。
また、項目の中に【地盤増幅率1.7】とありますが、これは地盤のやわらかさを示しており、目安として1.6以上は揺れやすい場所であることが示されています。
公開されているデータは、あくまで現状の調査から予測されるものであり、未知の活断層などの可能性を含めると、数字以上に注意しておくことが望ましいと言えます。
自分の住んでいる場所の地震ハザードカルテをご覧になりたい方は、こちらから調べることができますので、ぜひ防災に役立ててください。
避難情報・配給情報などは、厚真町ホームページで確認を。